絶対やってはいけないことは3つあります

その前に、「鼻の中にニキビが出来るなんて知らなかった」と言う人にその可能性について説明しましょう。
鼻は鼻毛で保護されていますが、ちょっとしたことで傷やニキビが出来ると、なかなか治り難いですし、また再発しやすい特徴があります。
顔の真ん中にあるのに中の確認はし難く、ニキビと思っていたのに「他の感染症」や「病気」だったりもします。
要するに厄介な鼻の中のニキビなのですが、にきび以外の似た症状を見てみましょう。

鼻の穴にニキビができる原因は?

他の肌のニキビと同じで、毛穴にアクネ菌が入り込んで繁殖することから起こります。
鼻という特別な箇所でのニキビ発生の原因は、気付かずについやってしまう習慣から発しています。
鼻のニキビの原因と、してはいけない3つの習慣について上げていきます。

鼻毛を抜くこと

ほんの少しでも出ているのに気付いたら、そこだけでが気になってしまいますよね。
短く出来ればそのほうが安全ですが、抜いてしまいたい欲求の方が強いのも確かです。
抜け難い鼻毛を抜くことで、強く引っ張りますから、その力は周辺の皮膚にダメージを与えてしまいます。

鼻毛のはえている箇所は粘膜ですから、他の部分の脱毛よりも周辺組織のダメージは強くなるのです。
そして、ダメージを受けた粘膜の毛穴は、雑菌に侵されてニキビが発生します。
鼻の粘膜の強弱は個人差がありますから、鼻毛の処理でニキビ発生の原因にならない場合もありますが、気軽に綺麗にしたいために鼻毛を抜く事はやめておきましょう。
面倒くさくはありますが、きちんと専用のカッターで処理することをお勧めします。

鼻をほじる癖にも注意

癖ですから何気なくやってしまい勝ちですが、これも要注意の行いになります。
日頃は考えていない手や指の雑菌が、傷口から進入します。
普段は気にもしないで触っているスマホやパソコンのキーボード等は、トイレの便座以上に不潔だそうですね。
そんな指で鼻の中を触ってしまうと、粘膜が爪で傷つけられ、毛穴からアクネ菌が入り込んで炎症を起してしまい、そしてニキビが発生します。
鼻の中も大事なほかの肌と同様に、清潔な綿棒などで優しく対処するようにしましょう。

鼻のかみ過ぎにも注意

現代病と言われている「花粉症」や「アレルギー性鼻炎」や、風邪の症状などで鼻水や鼻づまりの方は、日常的に鼻をかむ回数も多いですし、また粘膜も荒れています。
粘膜が弱くなっている状態ですから、少しの刺激でも炎症を起こしますし、またニキビもできやすい状況になります。

荒れてしまっている粘膜に、鼻水に含まれた雑菌が繁殖し、毛穴から進入してしまうのです。
鼻炎の状態が続いていて、ニキビが出来たらしい感触を感じたら、少しの刺激でも痛みを感じるでしょう。
何日か続くようであれば、すぐに耳鼻科を受診して点鼻薬などで鼻炎を抑えてもらい、ニキビを改善させましょう。

鼻の穴にニキビができた時には?

できてしまったニキビ、どのように対処すべきなのでしょうか。

刺激はしないで様子を見ましょう

鼻に中に出来てしまったニキビ、いじらずにそっとしておけば時間と共に自然に治って行きます。
基本的には、何もしないで置くことが正しい処置法なのです。

顔のニキビに慣れている人は、つぶしてしまうという荒療治することもありますが、鼻の中のニキビだけは潰すのは避けてください。
なにしろ鼻の中なのですから、目で確認することが出来ません。
自分で適当な判断をして潰してしまってから、ニキビではなく別の病気での出来物だった場合、とても大変なことになる場合もあるのです。

マスクをしましょう

乾燥する季節には、マスクは必要になります。
マスクをすることで、外気に対して1枚フィルターができますし、鼻の穴の中の湿度をほどよい状態に保ってもくれます。
乾燥する季節ですから、鼻の中の状態が気になる人は、保湿スプレーやジェルなどを試してみてください。

軟膏などは塗らない

鼻の中に出来てしまったニキビ退治に、市販の「オロナイン」や「ペアアクネ」等のニキビ用の市販薬を、塗ってみるという方法が紹介されているようですね。
でも、この方法は各メーカーでは推奨はしていないのだそうです。
あくまで「皮膚」のためのニキビ特効薬で、粘膜のニキビにはお勧めしないのだとか。

鼻の粘膜は肌とは違って「呼吸や鼻水を通じて薬が体内に入り込み易い」のだとか。
薬を塗る時に、指や綿棒で触ることでさえ、刺激を与えてしまうことになるほど敏感だそうですよ。
基本的に「鼻の中の粘膜」には、何も塗ったりしないようにしましょう。

日頃の栄養管理に注意

口内炎という口の中にできる炎症をご存知ですか。
栄養の偏りや免疫力低下などの理由でもできる場合がありますが、鼻の中のニキビも同じことが言えるそうです。
中国医学では、鼻やその周辺は呼吸器系の状態を表わすとされていて、鼻の中にできものが出来るのは「肺」が弱っている証拠といわれているようです。

「肺」の働きを高めるには、胃腸などの消化器系の働きとつながりがあるため、胃腸の強化を行う必要があるようです。
肉類や甘いもの、油ものを控え、ビタミンBやビタミンCを含む野菜を積極的に食べるように
します。
そう心がけるだけでも効果的ですから、日頃の食事のメニューを見直して、鼻の穴のニキビ予防につなげましょう。

ニキビじゃないかも?他の病気の疑いもある

鼻の中のニキビ、なかなか治らないで長引いている場合には、他の病気も疑いましょう。
よく間違われる症状は、2つあります。

面疔(めんちょう)かもしれません

粘膜に出来た小さい傷から「黄色ブドウ球菌が感染して起こります。
増殖してしまうと炎症を起して腫れますし、痛みも強くなります。
鼻癤(びせつ)・毛包炎(毛嚢炎)の一種、と言われることもあります。

鼻茸(はなたけ)かもしれません

アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎を持つ方に多い症状で、鼻の中にポリープができます。
「鼻詰まり」や「嗅覚障害」の症状が現れることもあります。
アレルギー体質で鼻づまりなどに悩まされている人、鼻の穴にできものができやすいという人は、この鼻茸を疑った方がいいでしょう。

まとめましょう

顔の真ん中で馴染んでいる鼻ですが、中は粘膜と言うあまり馴染みの少ないもので覆われています。
処理法を間違えると、面疔や鼻茸などの思いもよらない症状を引き起こす可能性がありますから、痛みや長く続くようであれば、耳鼻科の専門医に診てもらうことをお勧めします。
鼻茸など、アレルギーが原因で起こる症状もありますが、鼻の穴にニキビのようなできものができるのは、鼻毛を抜くなど、普段の何気ない行動が原因であることが多いです。
基本的に鼻の穴は「さわらずにそっとしておく」のが正解なのです。