青春時代のニキビとは違い、大人ニキビと言われるものは、いつの間にか現れてびっくりしてしまう嫌なものです。
ニキビには「白」「赤」「黒」などがありますが、白ニキビの原因は「蓄積された古い角質が毛穴につまって発生」します。
赤ニキビと比べると炎症を起こしていないのが特徴で、皮脂がスムーズに排泄されずに、毛穴と共に皮膚が膨らんできます。

これまでは肌にそんなに気を使うことなく過ごしてきた人は、気にもなりますし、いろいろ原因を考えて憂鬱にもなってしまうでしょう。
生活習慣も含めて、ニキビの原因をきちんと把握して、治療法を探しましょう。
まずは、自分の肌質を知り、適切なケア法を実施して綺麗な肌を取り戻しましょう。
肌質を3つのタイプに分けて考えていきます。

【肌質1】 今まで乾燥やニキビの肌トラブルが無いのに突然白ニキビができた

そうなのです、今まで全く肌に関しては何もトラブルも無かったのに、ある日突然白く盛り上がった「白ニキビ」が現れることもあるのです。
原因は3つあります。

原因その1 <ストレスや食事の影響>

何にでも影響が認められる「ストレス」と、今まで食してきた好みの食事が原因です。
まずはストレスから説明しましょう。
人体は、ストレスを感じると「活性酸素」を発生します。

「活性酸素」は、適量の場合は細胞を保護します、しかし酸化力が強いために細胞にダメージを与えてもいます。
ストレスがどこから来るものなのか確かめて、元を断つことも大切ですが、ビタミンCを多く摂ることも必要になります。
強い抗酸化作用で活性酸素を還元して、無害化してくれますから、必須のビタミンといえます。

そして、あなたは食べ物に好き嫌いがありませんか。
好き嫌いは無くとも、揚げ物など脂っこい料理が好みでしたら、注意が必要です。
体内で中性脂肪が増えてしまい、皮脂が多量に分泌されるのです。
またその消化にはビタミンCが多く消費されますから、ビタミンC不足が進むことでニキビが出来やすくなります。

フレグランスジャーナル1999年8月号で「ニキビは感染症ではなく、皮脂の過剰分泌による活性酸素病だ」との論文も発表されています。
ビタミンC不足は、様々なところに悪影響を及ぼしていくようですから、『ビタミンC』は沢山摂りたいものですね。

原因その2 <加齢や睡眠不足、紫外線の影響>

加齢や睡眠不足、紫外線は、肌に「ターンオーバーの低下」という悪い影響を与えます。
「ターンオーバーの低下」は、古い角質が肌に残りやすくなり、また毛穴をつまらせますから、白ニキビのできる原因になるのです。
加齢による細胞の働きの弱まりは、ターンオーバーの周期を遅くしますし、また角質層が厚くなるために毛穴が塞がれ詰まるのです。
紫外線は肌細胞を破壊しますから、肌を守るために角質層は厚くなってしまいます。
さらに、ニキビの原因でもある活性酸素を発生させる可能性もあるのです。

原因その3 <加齢で肌の水分量が減少し皮脂過剰になる>

加齢によってオイリー肌になる原因は、肌に含まれている水分量が少なくなるためです。
肌の水分量は、皮脂や天然保湿因子、角質細胞間脂質によって適度に保たれています。
でも、加齢によって保湿因子や角質細胞間脂質が減少することが分かっています。

そうして防ぎようも無く肌の水分は蒸発していき、潤いを失って乾燥してしまいます。
それを何とか防ごうとして「皮脂が過剰に分泌」されます。
さらに角質層は、肌を守るために厚くなって毛穴を塞いでしまいますから、白ニキビの原因となるのです。
肌を守るためのいろいろな防御の結果、過剰反応のように白ニキビを作るのですから誰も恨むことは出来ませんね。

1の肌質の白ニキビ対策は

「栄養素の摂取」「睡眠の確保」「紫外線対策」が有効です。
ターンオーバーを促す栄養素であるビタミンC、ビタミンA、亜鉛などを積極的に摂取しましょう。
食事からの摂取が難しい場合には「サプリメント」も手軽でよいと思います。
「睡眠時間の確保」はもちろんのこと、肌を守る「紫外線対策」にも気を使いましょう。
「ターンオーバーの低下」には、ピーリングやスクラブ洗顔剤を用いて古い角質を除去、しっかりと保湿ケアも行ってください。

【肌質2】 元々が乾燥肌で 今までニキビのトラブルは無かった

今まで特別に肌トラブルがなかった乾燥肌の場合には、白ニキビの原因は2つ考えられます。

原因その1

乾燥している肌でも、皮脂が過剰に分泌している場合があります。
肌が乾燥しているのを守ろうとして、自然に多量の皮脂を分泌するからです。
皮脂は毛穴に詰まってしまい、白ニキビの原因になります。

原因その2

肌の角質層が厚くなってしまったドライスキン乾燥肌の場合には、肌の水分は蒸発して不足しています。
さらに、肌を外の刺激から守ろうとして、角質層が肥大化するのです。
そういうことで、毛穴が塞がれますから、古い角質や皮脂が毛穴から出られなくなり、毛穴は詰り白ニキビの原因となるのです。

肌質2の白ニキビ対策は

肌が以前よりも乾燥していますから、「バリア機能の強化」が必要になります。
抗酸化作用のあるビタミンCを配合した化粧水を選んでください。
できるだけ刺激の少ない、アルコールフリーのもの等が良いでしょう。
洗顔後には水分保持が必要ですから、しっかりと化粧水で保湿してください。

【肌質3】 白ニキビ以外にも赤ニキビなどがある

白だけではなく、他のタイプのニキビもある場合にも原因は2つあります。

原因その1

間違ったスキンケアで乾燥してしまい、脂質が過剰に分泌されています。
肌は、角質層の「皮脂膜」「天然保湿因子」「細胞間脂質」の3つで主に構成されていて、そして保護もされています。

しかし、強い洗浄力の洗顔料などを使用することで、大切な上記の成分が洗い流されてしまい乾燥してしまいます。
そして肌は強い刺激に反応し、肌を保護するため角質層を硬くしてしまいます。
角質層の硬化は、ターンオーバーの周期が乱れる原因にもなりますから、気をつけなければなりません。
脂っぽい肌が気になって顔を執拗に洗いすぎたり、ゴシゴシ擦ったりする洗顔には注意が必要です。

洗顔料の成分にも注意してください。
サリチル酸、硫黄などの殺菌剤、そしてグリコール酸やAHAなどのピーリング系の成分を含んでいる洗顔料は、正しく使用しないと肌のバリア機能を低下させる可能性があります。
洗顔後のケアにも注意が必要です。
化粧水をたっぷり使用して保湿したと安心していると、蒸発するときに肌本来の水分まで奪っていくのです。
乳液や保湿クリームとの併用で、保湿力をアップさせてあげましょう。

全般的に肌にとって言える事は、入浴の正しい入り方が重要になってきます。
熱めの風呂入浴は皮脂を余計に落としてしまいますから、肌は乾燥しやすくなります。
また「シャンプーのすすぎ残し」も、ニキビの原因となるので注意してください。

原因その2

自然な肌の水分量を保つことが大切です。
過度な洗顔や角質ケアを行うことは、ターンオーバーが早まって周期の乱れになります。
肌の細胞は未熟なまま表面に押し上げられ、水分を保持しにくいゴワゴワとした乾燥肌になってしまいます。

そして乾燥を防ぐために角質が厚くなれば、毛穴が細くなってつまりやすくなり白ニキビの原因となります。
白ニキビだけでなく赤ニキビもある場合には、次の対策が効果的になります。
洗顔料に、バリア機能を低下させる可能性のある成分(硫黄/グリコール酸/AHA等)が含まれていないかを確認して、必要以上の洗顔を控えてください。

乾燥の悪化を防ぐには、乳液やクリームでの保湿・保護がとても大切になります。
そして入浴の際には、お湯の温度は40〜42度に設定しましょう。
顔を拭く場合には、そっと優しく押さえるように水分を取るように気をつけましょう。

白ニキビのスキンケアに共通する注意点とは

どのような肌質でも、共通する注意点はあります。
10代の成長期にできるニキビと、成人以降にできる大人ニキビとでは原因が違っています。
10代の場合は、成長ホルモンが作用して皮脂が過剰に分泌され、毛穴がつまりやすく、アクネ菌が繁殖することが原因ですから、アクネ菌を殺菌する成分が功を制します。

しかし大人ニキビの場合は、その殺菌成分が肌にとても影響するかもしれませんから、注意は必要です。
治りにくい赤ニキビの場合には、薬局でも買える「テラ・コートリル」や、医療機関で処方される「ディフェリンゲル」「ベピオゲル」等の塗り薬をお勧めします。
気をつけたい食事の面では、皮脂の分泌を抑制するビタミンB2(納豆、卵黄など)、B6(マグロやカツオ)等の栄養素の摂取も、しっかりと取り入れることです。

まとめとして

白ニキビの原因として、肌パターン別に様々な要因と対策を挙げてみました。
「ストレス」「睡眠」「食生活」「肌の保湿」「洗顔・入浴方法」まで、納得していただけましたか?
ご自身の症状に照らし合わせた上で、適切な対策を行うことで、白ニキビの悩みからは解放されることでしょう。